ノートパソコンの応募一覧と、正の字で数を記録したメモ帳

クラウドワークスで提案が通らないとき、応募先を疑ったほうがいい|1,022件を数えた結果

クラウドソーシングで提案が通らないとき、たいていの人は提案文を直します。私もそうでした。テンプレートを作り直し、実績の見せ方を変え、文字数を増やしました。

先日、自分がクラウドワークスに出した応募を2019年1月から2026年6月まで全部で1,022件、ランサーズの112件と合わせて1,134件、1件残らず数え直しました。そこで分かったのは、効いていたのが提案文ではなく「どの案件に出したか」だった、ということです。

1,022件のうち、契約に至ったのは7.3%

まず全体の数字です。クラウドワークスの応募1,022件のうち、契約に至ったのは75件で7.3%。半分以上にあたる581件は、応募したまま何の反応もありませんでした。

時期で割ると、2019〜2020年が8.4%、2022〜2024年が5.3%、2025〜2026年が3.5%。手で一通ずつ書いていた初期のほうが、効率化したあとの2.4倍通っていたことになります。

制作系4.3%、それ以外13.5%

いちばん大きな差が出たのは、案件のジャンルでした。

タイトルに「制作」「デザイン」「LP」「WordPress」「コーディング」「サイト」を含む案件は682件で、契約率4.3%。それ以外、つまりマーケティング・運用・広告・ライティングなどの案件は340件で、契約率13.5%。3.1倍の差です。

私は応募の3分の2を、契約率が3分の1の領域に投じ続けていました。デザイナーだからデザインの案件に出す、というのは自然な判断に見えますが、数字の上ではその判断がいちばん高くついていたわけです。

同じことがランサーズでも起きていました。制作・デザイン系90件で26.7%、それ以外22件で36.4%。プラットフォームが変わっても方向は同じでした。

競合が少ない案件を狙え、は成立しなかった

もうひとつ、よく言われる話を確かめました。「提案数が少ない案件を狙え」という定説です。

ランサーズの112件で、受注した案件と受注しなかった案件の提案数の中央値を比べました。受注した案件が67.5件、受注しなかった案件が53件。競合が多い案件のほうが、むしろ受注していました。

予算も効いていませんでした。受注群も非受注群も、予算の中央値は30万円で同じです。

これは「競合が多い案件を狙え」という話ではありません。少なくとも私のログでは、競合数は選別の材料にならなかった、というだけです。ただ、材料にならないものを毎回見て決めていた、という事実は残ります。

自分のログで確かめる方法

この話は私のデータであって、あなたのデータではありません。同じ集計は自分でもできます。

クラウドワークスならマイページの応募一覧に、応募した案件のタイトルとステータスが全部残っています。1ページ20件で、数年分でも30ページ程度です。これをスプレッドシートに写して、案件タイトルに制作系のキーワードが入っているかどうかで2つに分け、それぞれの契約率を出す。それだけで、自分がどこに投じてきたかが見えます。

私の場合、この集計に半日かかりました。半日で、それまで7年間信じていた前提が1つ崩れました。

01受注した案件のほうが、競合が多かった|応募ログ1,134件の全数集計集計に使った全データ、案件を落とす基準4つ、提案文の生成プロンプト、応募管理シートまで収録しています。

提示した金額と返信率の関係については こちらの記事 に、発注者の見極めについては こちらの記事 に書きました。

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